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コウヨウザン(広葉杉)

China fir

広葉杉 庭木図鑑 画像
コウヨウザンは高さ30mにもなる
コウヨウザン 葉っぱ
葉は先端が尖り、触れると痛い
広葉杉 花 写真
コウヨウザンの花
China fir,fruits
でき始めの球果(実)の様子
China fir,picture
コウヨウザンの実は直径3~5センチの卵型で翼がある
コウヨウザン 樹皮 画像
樹皮はスギに似る
China fir,leaves
コウヨウザンの根元にはこうした「ひこばえ」が多い

【コウヨウザン】

・中国南部や台湾を原産地とする常緑針葉樹で日本へ渡来したのは江戸時代の末期。天に向かってまっすぐに伸びる樹形とオリエンタルな雰囲気が好まれ、社寺の境内に数多く植えられた。

 

スギに似た幅の広い葉を持つため「広葉杉」と呼ばれるようになったという。実際のところ、葉は杉よりもはるかに大きく、より長く、表面はピカピカと光沢があり、それほど似ていない。

 

・成長が早い分、材の密度が低くて折れやすいため、日本では材木として使われることは少ない。しかし、シロアリの害に強いため、原産地の中国ではもっとも重要な材木とされる。日本で売られている中国産の家具の中には、コウヨウザンを使っているものもある。

 

【育て方のポイント】

・砂交じりの半日陰地に自生することが多いが、性質はスギとほぼ同様であり生育に手間はかからない。東北以南の各地に植栽できる。

 

・葉が大きく、背丈も高くなることから風に弱い。その対抗手段としてか、スギの仲間では珍しく、幹が途中で折れても、そこから新芽を出して再生する。また、根元から発生する「ひこばえ」も多いため、ひこばえだけを残して株を更新することができる。

 

・年を経るにつれて下枝が枯れやすく、見苦しく残るため、適宜剪定して若い枝葉を出すのがよい。しかし、葉が大きいことに加え、チクチクとして作業はしづらい。年間を通じて見られる落ち葉の処理も厄介である。 

台湾杉 画像 樹木
タイワンスギ

 

 

【類似種】

ランダイスギ(中国産)及び、タイワンスギ(同)がある。タイワンスギの葉はコウヨウザンよりも杉に近い。



コウヨウザンの材を使ったアンティーク調の収納家具


コウヨウザンの基本データ

 

【分類】スギ科 コウヨウザン属

    常緑針葉 高木

【学名】Cunninghamia lanceolata

【別名】カントンスギ/リュウキュウスギ

    オランダスギ/オランダモミ

【成長】早い

【移植】簡単

【高さ】20m~30m

【用途】公園/寺社

【値段】1500円~1万円程度