クロベ(黒檜)

Japanese arborvitae

クロベ 檜 樹木 見分け
葉はヒノキやサワラに似るが・・・
ヒノキとクロベの違い 見分け 特徴
より分厚くて光沢があり、メタリックな感じがする
クロベ ヒノキ 葉 特徴 違い
葉の裏側の気孔帯は、ヒノキ、サワラほど目立たない
クロベ ネズコ 特徴
晩秋になると古い葉は茶色くなって落葉する
黒部の葉っぱ 檜 サワラ
冬の様子
クロベの花 時期
クロベの花(蕾)の様子
Japanese arborvitae
秋に熟す種子は直径2センチ程度 上向きにつき、翼を持つ
ネズコ ヒノキ 違い
地方によっては別名「ネズコ」でとおる
クロベ 樹木 画像
樹高は30m近くに達する
ネズコ 幹 画像
クロベの樹皮は赤褐色で縦に裂ける

【クロベとは】

アスナロヒノキサワラと似たような葉を持つ日本固有の針葉樹。原産地は秋田から木曽周辺まで広範に渡る。

 

・名前の由来には、①富山県の黒部渓谷に特に多いことから、②葉の裏側の色がアスナロやヒノキに比べて暗いことから、という二つの説がある。漢字表記(黒檜)からすると②の説が有力か。

 

・花期が早く、雄花は1月頃に咲き出す。種子は画像のような球果で、9~10月に熟す。

 

・移植に弱いため、元からあったクロベを景観に利用する以外、庭に用いられることは少ない。むしろ、縁台、数奇屋門、待屋など庭まわりのアイテムに材木として使われることが多い。

 

・洋風の庭に使われるコニファーと呼ばれるものの中にはクロベ属に属するものが多い(エメラルドグリーン、ブルースター、エレガンテシマ、ラインゴールドなど)。

 

【育て方のポイント】

・高木であるが成長が遅く、樹形も自然に整いやすい。

 

・移植に弱く、庭木として新規に植栽するのは難しい。 

 

【類似種との見分け方】

 

アスナロヒノキサワラとの見分け方

 葉が大きい順に、アスナロ > クロベ > ヒノキ、サワラとなる。また、ヒノキやサワラのように葉の裏側の気孔線が著しく白くなることはないため区別できる。

 

・アメリカネズコ

 材木として輸入されているいわゆる「米杉(ベイスギ)」のこと。アメリカでは庭木としての利用も多い。

 

クロベの基本データ


【分類】ヒノキ科 クロベ属

    常緑針葉 高木 

【学名】Thuja standishii Carr.

【別名】ネズコ/ゴロウヒバ/クロベスギ

【成長】やや遅い

【移植】きわめて難しい

【高さ】25m~30m

【用途】材木/自然林

【値段】─(庭木としての扱いは稀)