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キャラボク(伽羅木)

Aloes-wood

キャラボク 庭木図鑑
キャラボクは成長が遅く、手入れしやすい
キャラボクの生垣
キャラボクの垣根
きゃらぼく 葉っぱ 画像
葉の様子
キャラボクの葉が茶色い
寒い地方では冬季に葉が茶色になるが、翌春には緑に戻る
伽羅木の花 時期
3~4月には花が咲く
キャラボクの実
夏にはイチイと同じように赤い実がなる

【キャラボクとは】

・新潟県鳥海山から鳥取県大山までを原産地とするイチイの変種。

・イチイに比べて暑さや日陰に強いなど丈夫で育てやすいため、庭木としてはイチイよりも広く用いられている。

・材に微かな香りがあり、それがインドの香木「伽羅」に似ていることからキャラボクと名付けられた。

・葉が黄色い「オウゴンキャラボク=金伽羅」にも人気がある。

 

【育て方のポイント】

・日陰に強く、半日陰程度なら陰になった枝が枯れるようなことはほとんどない。ただし、上述のとおり寒い地方では冬季に葉が茶変する。

・成長しきったキャラボクは成長が遅く、樹形が乱れにくいため、あまり手間がかからない。

・病害虫の被害がほとんどない。(まれにサズカリムシやハダニの被害に遭う。) 

・苗木には新芽がよく発生する。放置すると株立ち状に育ち、枝分かれも多いため、樹形が乱れやすい。 

・根が太くて浅いため、移植はやや難しい。

・赤い実は食用にするが、種は有毒であるため、子供やペットが食べないよう留意する必要がある。

 

【キャラボクとイチイの見分け方】

イチイとキャラボクの違い
イチイ
キャラボクとイチイの見分け方
キャラボク

 キャラボクはイチイの変種であり、両者はよく似ているが葉の付き方や樹形が違うため見分けられる。

・キャラボクの葉が四方八方へ螺旋状に発生するのに対し、イチイは二列に水平に並ぶ。(ただし枝先にある葉は螺旋状になる)

・キャラボクは放置すると樹形がクネクネと乱れるが、イチイはスッキリと端正な姿を保つ。

 

 一般的に寒い地方にはイチイ、暖かい地方にはキャラボクが適するが、庭木としては背が高くなりにくいキャラボクの方が好まれる傾向にある。なお、関西に多いイチイガシ(ブナ科)をイチイと呼ぶ地方もあるが、このイチイとは関係がない。

キンキャラ オウゴンキャラ

 

【キャラボクの園芸品種】

・キンメキャラ(キンキャラ)

 葉が鮮やかな黄色をしている。特に新芽の黄色が美しい。

キャラボクの基本データ


【分類】イチイ科 イチイ属

    常緑針葉 低木 

【学名】Taxus cuspidata var.nana

【別名】キャラ/ハイキャラボク/ダイセンキャラボク

【成長】かなり遅い

【移植】難しい(十分な根回しが必要)

【高さ】2m~4m

【用途】垣根/トピアリー/玉散らし

【値段】1000円~3000円程度