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ユズリハ(譲葉)

False Daphne

譲り葉 植木 画像
花言葉は「世代交代」だが、花は目立たない。
ゆずりは 写真
皇居東御苑のユズリハ
ユズリハ 落葉
「世代交代」の時季
赤軸 ユズリハ
新葉の軸は特に赤い
青軸ユズリハ
軸が青い(緑色)のアオジクユズリハ
ユズリハの実 食べる 食用
ユズリハの実は毒があるので食べられない
ユズルハ 樹木 写真
ユズリハの樹皮
ユズリハ 種類
葉が小ぶりなヒメユズリハ
ユズリハ 種類
「黄緑中斑」というユズリハの品種

【ユズリハとは】

・福島県以西の各地に分布する常緑高木。新葉が揃うまでは古葉が落ちない性質を「縁起が良い」として、この葉を正月飾りに用いたり、記念樹として植栽する風習がある。

 

・葉は枝先に車輪状に生え、付け根が赤い。葉の裏は青白く遠目からは木全体がエメラルドグリーンに見えるため、比較的容易に他の木と区別できる。

 

・葉の入れ替えは6月~7月にかけて行われ、新芽が展開すると古い葉が一斉に落ちる。

 

・秋になると画像のとおり、ブドウのような実ができる。見た目は美味しそうで小鳥も集まるが、有毒物質が含まれており、食すれば呼吸困難などを引き起こす。

 

・ユズリハにはエゾユズリハ、ヒメユズリハ、アオジクユズリハ、フイリユズリハ(黄緑中斑など)の品種がある。

 

【育て方のポイント】

・庭木として観賞するためには10年以上かかるほど成長が緩やかで、幼樹のうちは比較的手をかけずに育てられる。しかし、基本的には大きく育ててこそ観賞価値のある樹形になるため、植栽にはある程度のスペースが必要となる。剪定には耐える。

 

・葉が大きく、常緑であるため、門際や屋敷周辺の目隠しとして使用できる。

 

・日向でよく育つが、日陰にも強いため、建物の北側などに利用できる。

 

【類似種、品種の見分け方】

・ヒメユズリハとユズリハの違い

 ユズリハは枝の出方が大ぶりで、どこか荒っぽい印象を受けるが、ヒメユズリハは葉が小ぶりで、小枝を密生し、樹形も整いやすいため、一般家庭の植え込みには使い勝手が良い。ユズリハに比べると寒さに弱いため、暖地や潮風を受ける地域の植栽に向く。

 ユズリハに比べて葉が小さいことからヒメユズリハというが、幹はユズリハよりも太くなる。

・ユズリハの葉は垂れ下がるが、ヒメユズリハの葉は垂れ下がらない。

姫ユズリハ 画像
ヒメユズリハ
ヒメユズリハ 品種
ヒメユズリハ白覆輪

・ユズリハとエゾユズリハの違い

 ユズリハの仲間にはさらにエゾユズリハというものがある。北海道に多いとして命名されたが、本州の日本海側にも見られる。積雪に対応するため枝は横に広がり、しなやかで折れにくく、葉はユズリハよりもやや小ぶりで薄い。

蝦夷ゆずりは 画像
エゾユズリハは横に広がる

ユズリハの基本データ

 

【分類】トウダイグサ科 ユズリハ属

    常緑広葉 高木

【学名】Daphniphyllum macropodum

【別名】ユズルハ/本ユズリハ

    ショウガツノキ/ツルシバ

    オヤコグサ

【成長】やや遅い

【移植】やや難しい

【高さ】5m~12m

【用途】シンボルツリー/街路樹/公園

【値段】800円~8000円