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バクチノキ(博打木)

Cherry laurel

ビランジュ 幹
「博打に負けて、ハダカになった」ことに例えられる樹皮
ビランジュ 葉っぱ
葉は大きく、光沢がある
バクチノキ 葉 特徴
葉の裏側は白っぽい
バクチノキ 実
果実は長さ2センチほどで花の翌年の晩春に熟す
ビランジュ 樹形 バクチノキ
高さは20m近くにまで育つ

【バクチノキとは】

・樹皮が剥離し幹が顕になる様を、バクチで有り金をすって丸裸になることにたとえ、バクチノキと呼ばれるようになった。元来は庭木として使われることは少なかったが、江戸時代に博徒の信仰の対象となったことなどを契機として、庭に使われるようになった。

・刈り込みに強く、枝葉が密生するため垣根に使われるが、背丈が高くなり過ぎるため、近縁のセイヨウバクチノキの方が人気が高い。

・葉には青酸を含む杏仁水(バクチ水)が含まれ、咳止めや鎮痛剤に使われる。また、樹皮は染料(黄色)の材料となる。

・各地にバクチノキの名木があるが、神奈川県小田原市早川字飛乱地に名木があり、これにちなんで別名「ビランジュ」がある(インドの「毘蘭樹」とバクチノキを混同したという説もある。)

 

【育て方のポイント】

・半日陰でも生育できるが、基本的には日照を好む。

・湿潤な地を好み、乾燥には弱い。

・寒さに弱いため、北関東以北では地植えできない。

・風通しの悪い場所では、カイガラムシ及びスス病の被害にあう。

 

【類似種との見分け方】

・葉の形、質感は画像のとおり異なり、あまり似ていない。

・バクチノキの花は9月に、セイヨウバクチノキの花は4月に咲く。

・バクチノキは成長に伴い樹皮が剥げ落ちるが、セイヨウバクチノキの樹皮は剥離しない。

・バクチノキは単幹で育つことが多いが、セイヨウバクチノキは株立ち状に育つことが多い。 

見分け方 違い
セイヨウバクチノキの葉っぱ
区別 違い
セイヨウバクチノキの樹皮

バクチノキの基本データ

 

【分類】バラ科/バクチノキ属 

     常緑広葉/高木

【学名】Prunus zippeliana Miq.

【別名】ビランジュ/ビラン/ハダカノキ

【成長】やや早い

【移植】やや難しい

【高さ】12m~18m

【用途】垣根/公園