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ハマヒサカキ

Hamahisakaki(Eurya japonica)

ガスの匂いの花 木 何
11月頃に咲く花には「ガス臭」がある
浜ヒサカキ 葉っぱ
葉は小さく、サカキとはほど遠い。新芽は赤っぽい
ハマヒサカキ 植木
環境の悪い場所の植え込みに使われることが多い
榊 種類
年月をかければ、こんな仕立てもできる
ハマヒサカキ 幹
樹皮の様子

【ハマヒサカキとは】

・本州から沖縄までの暖い海岸沿いに自生するサカキの仲間。

 

・単体で鑑賞するような庭木ではないが、悪条件の場所でも地道に育つことから「庭の名脇役」となる。サカキやヒサカキと異なって葉先が丸くて小さいことや、光沢が著しいことから、サカキやヒサカキよりも品があるとして好まれる場合もある。

 

・文字どおり「浜に生えるヒサカキ」という意味合いで命名された。潮風に強いため沿岸部の緑化に使われることが多い。基本的には匍匐するように成長するが、年月をかけて高さ5m~7m程度まで達することもある。

 

・初冬には写真のような小さな花を咲かせ、秋にはヒサカキと同じような黒い実ができる。花には「都市ガス」のような不快な匂いがあると紹介されることが多い。筆者もその匂いに同意するが、臭くてたまらないというほどではなく、冬の訪れの象徴ともいえる。

 

【育て方のポイント】

・土質を選ばず丈夫に育つが、成長が遅く、管理の手間が少なくてすむ。また、日陰に強い代表的な植木であるため、手が届きにくい場所などの植栽にも使用できる。

 

・剪定は可能だが、成長が遅いため、表面を刈り込むような手入れをすると樹勢が衰える場合がある。

 

・大気汚染、病害虫に強いものの、まれにスス病にかかる。 

 

【サカキ類の見分け方】

 大雑把にいえば葉が大きい順にサカキ→ヒサカキ→ハマヒサカキとなる。葉が小さくなるに従って葉の密度が高まる。

サカキの種類 区別
サカキ
区別 サカキ
ヒサカキ
榊の見分け方
ハマヒサカキ


【ハマヒサカキの品種】

・ヒメハマヒサカキ(シタンボク)~

 瀬戸内海に面した地方を中心に見られる小型の品種。

ハマヒサカキの基本データ


【分類】ツバキ科 ヒサカキ属

    常緑広葉 低木

【学名】Eurya emarginata

【別名】イソヒサカキ/シタンノキ/シタン

【成長】遅い

【移植】簡単

【高さ】2m~4m程度

【用途】垣根/公園/工場

【値段】500円~2000円程度