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ナンテン(南天)

Nandina

ナンテン 庭木図鑑
縁起物として知られるナンテンの赤い実
ナンテン 植木 画像
下町や古い民家に多い
ナンテン 庭木図鑑
庇まで伸びると、お金が貯まるという
南天の花言葉
花言葉は「福をなす」「良い家庭」など
Nandina in Japan
花の時期は6月ころ
南天 葉っぱ
ナンテンの葉
なんてん 画像 紅葉
ナンテンは紅葉も美しい

【ナンテンの特徴】

・日本、中国及びインドに分布する1属1種の低木。秋の紅葉が美しく、晩秋になる赤い実は正月の床飾りなど季節行事に利用される。

・丈夫で育てやすいこともあり、和風庭園の定番となっている。幹は枝分かれが少なく、まっすぐに伸びることから箸の材料にもなる。(これを「南天箸」というが、ナンテンではなく、イイギリの材を使うという説もある)

・名前は、中国名で食堂の灯りを意味する「南天燭(ナンテンチュー)」に由来し、実に野鳥が集まることを表す。

・日本読みが「難転」に通じることから縁起の良い木とされ、災いや穢れを断つために玄関先やトイレ付近へ植えられるケースが多い。

・「のど飴」のイメージからも分かるように、「ナンテニン」(アルカロイド)を含む実は、漢方薬として咳などの症状に効くとされる。

・ナンテンの葉が赤飯などの料理に添えられるのは、防腐作用があるため。また、強壮剤としても利用される。

 

【育て方のポイント】

・病害虫に強い。

・乾燥にも強いが、湿気のある半日陰がベスト。

・日差しの強い場所では葉の色が悪くなる。

・開花期は梅雨時だが、花は雨を嫌い、大量の雨に当たると実のつきが悪くなる。

・できたての実は堅いため、鳥が食べることはないが、季節を経て熟せば柔らかくなり、周辺環境によっては、せっかくの実も、あっという間に食べられる。

・剪定は可能だが、基本的には剪定を嫌うため、樹形を整える最低限にとどめなければ、生育が悪くなる。

・根が浅く、なおかつ頭でっかちに育ちやすいため、風の影響で倒れやすい。

 

【類似種との見分け方】

・キンシナンテン(錦糸南天)~葉が細く、糸状になっている品種で江戸時代に流行した。

オタフクナンテン~背丈が大きくならないため人気のある品種だが、実はならない。葉はナンテンに比べて丸みを帯びている。

・シロミナンテン~実が白い品種

 

ナンテンの基本データ

 

【分類】メギ科/ナンテン属

     常緑広葉/低木 

【学名】Nandina domestica

【別名】ナツテン/ナルテン

    南天竹

    南天燭(ナンテンショク) 

【成長】やや遅い 

【移植】簡単 

【高さ】1m~4m 

【用途】和風庭園/公園/生け花 

【値段】800円~5000円