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タラヨウ(多羅葉)

Tarajo holly

タラヨウ 葉っぱ 画像
郵便局のシンボルツリーとされるが、あまり見かけない
葉書の木 落書き
植物園などで通りに面した葉の裏は、「試し書き」されやすい・・・
Tarajo holly,tree
成長が遅く、樹形は乱れにくい
タラヨウの花 画像
タラヨウだって、初夏には花が咲く
はがきの木 花 
一輪の直径は6ミリほど よく見れば可愛い
たらよう 樹木図鑑
タラヨウの実はでき始めの緑から・・・
Tarajo holly,fruits
黄色に変わり・・・
タラヨウの実 画像
赤くなる ただし実がなるのは雌の木のみ
多羅葉 樹木 特徴
樹皮の様子

【タラヨウとは】

・本州中部以西を原産地とする常緑樹。大きくて厚い葉は裏面を細い棒などで傷付けると、傷付いた部分だけが黒く残る性質がある。戦国時代にはこの性質を利用して情報のやり取りをしたことから、「ハガキノキ」という別名がある。

 

・郵便局の木とされ郵便局前に植栽されることもある。また、ハガキ(葉書)の語源になったという説もある。現代でも定形外郵便としてハガキに利用できる。

 

・弘法大師がこれを用いて字の勉強をした「学問の木」とされ、寺社に植栽されることも多い。しかし本来、インドで経文を書くのに使われたのは「タラヨウジュ(オオギヤシ)」(あるいは「タラジュ」)というヤシ科の植物であり、本種はこれにちなんで命名されたに過ぎない。

 

・葉は分厚くて光沢がありセイヨウバクチノキに似るが、縁のギザギザが目立つ。写経や学問のみならず、この葉を火で炙って模様を浮かび上がらせ、占いに用いることもあるそうだ。

 

・雌雄異株で初夏になると写真のとおり黄緑色の花を咲かせ、10月~12月にはモチノキと似たような赤い球形の実ができる。直径8mmほどで複数が群生し、かなりの存在感を示す。

 

・中国産のタラヨウの新芽で作った「苦丁茶」(くうていちゃ)はダイエットに効果があるとして流通している。

 

【育て方のポイント】

・本来は暖地の川沿いなど湿気の多い場所に自生する木だが、土質を選ばずに育つ。ただし、寒さには弱く、かつては静岡以西が植栽適地とされた。近年では関東北部でも十分に越冬できる。

 

・芽を出す力が弱く、成長がきわめて遅い。樹形が乱れにくく、剪定の必要はない。また、剪定を好まない。

 

・日向を好む「陽樹」だが、半日陰でも育てられる。完全な日陰では育ちが悪い。

 

【品種】

・かつては斑入り種が流行した時期もあったが、現在はあまり見かけない。

タラヨウの基本データ

 

【分類】モチノキ科 モチノキ属

    常緑広葉 高木

【学名】Ilex latifolia

【別名】ハガキの木/エカキバ

    ジカキシバ/モンツキシバ

【成長】かなり遅い

【移植】簡単

【高さ】15m~20m

【用途】公園/寺院/街路樹

【値段】1000円~15000円