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シマトネリコ(島十練子)

Fraxinus griffithii

シマトネリコ 葉っぱ 画像
常緑樹のわりに明るめの葉が人気の理由
シマトネリコ 玄関
玄関付近のシンボルとして植えることが多いが・・・
シマトネリコの開花時期 庭木図鑑
初夏に咲く花には蜂をはじめ虫がたくさん集まる
しまとねりこ 花
よく見れば可憐なシマトネリコの花
シマトネリコの実 種子
秋には小さな豆のような実ができ、長い間、枝に残る
シマトネリコ 街路樹
近年ではオフィス街の街路樹にも使われる
大きなシマトネリコ 並木
順調に育てば、高さは20mになる
シマトネリコの種類 画像
葉に模様が入る「斑入り」の品種もある 

【シマトネリコとは】

・風にそよぐライトグリーンの葉が爽やかなシマトネリコは、その樹形の様子から「庭で育てる観葉植物」とも称される。常緑樹特有の陰鬱な雰囲気がなく、落葉樹に近い感覚で楽しむことができるのが人気の秘訣か。

 

・シンボルツリーとして単独で用いると、他に植木がなくてもそれなりの景色が仕上がる。

 

・日本で植栽されるトネリコ類では唯一の常緑樹だが、本来は熱帯から亜熱帯の山地(沖縄、台湾、フィリピン、インドなど)に育つ高木であり、寒さに弱く、冬期には落葉することもある。

 

・島に育つトネリコの仲間という意味で、シマトネリコと名付けられた。トネリコは「共練り濃」あるいは「戸練り粉」が転じたもので、樹皮を煮てニカワ状にしたものに墨を混ぜて練ったものが、写経などに使われたことに由来する。

 

・5月~6月にかけて写真のような白い花を円錐状に咲かせる。また、秋には豆のような実(翼果)を樹冠いっぱいに付ける。

 

・最近では葉に模様が入る「斑入りシマトネリコ(写真)」も人気が高い。

 

【育て方のポイント】

・成長が早く、敷地に応じて大きさを抑制する必要がある。爽やかな姿を維持するには剪定のセンスが必要。

 

・常緑樹としては葉の出方が粗く、目隠しにはなりにくい。

 

・潮風、病害虫に強い。(環境によってはカイガラムシやアメリカシロヒトリの被害がある。)

 

・木の姿が南国風で、他の植木とは馴染みにくい。

 

・日向を好み、日陰では枝葉が間延びするなど生育が悪い。

 

【類似種との見分け方】

トネリコは落葉樹でシマトネリコよりも葉が大きい。

 

・「トリネコ」と誤記されて販売されていることもあるが、「トリネコ」は存在しない。

シマトネリコの基本データ


【分類】モクセイ科/トネリコ属

    常緑(または半常緑)広葉/高木 

【学名】Fraxinus griffithii 

【別名】タイワンシオジ 

【成長】早い 

【移植】簡単 

【高さ】5m~20m 

【用途】シンボルツリー/鉢植え 

【値段】1000円~20000円程度