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クロガネモチ(黒鉄黐)

Round leaf holly

クロガネモチ 庭木図鑑
イチョウが色付く頃に赤い実が熟し始める
くろがねもち 実 画像
常緑樹だが、寒い地方では葉が落ちることも多い
Round leaf holly
クロガネモチの実
Round leaf holly,picture
クロガネモチの樹形
クロガネモチの木
初夏の様子
くろがねもち 花 画像
クロガネモチの雄花
くろがねもち 雌雄 花
クロガネモチの雌花
クロガネモチ 幹
樹皮は平滑で面白味に欠けるのが多い

【クロガネモチとは】

・「苦労がなく金持ち」に通じるネーミングから縁起木として知られる。モチノキの仲間で、若い枝や葉柄が黒紫色であることや、葉が乾くと鉄色になることからクロガネモチと名付けられた(鉄のことをクロガネという)。 

 

・冬期に赤い実を付ける庭木としては最大級のもので、花の少ない冬を彩る存在になる。また、この実は鳥が好んで食べ、運が良ければ鳥の糞から庭に勝手に生えることもある。

 

・あまり目立たないが初夏になると葉陰に花をつける。 

 

・本州から沖縄まで幅広く分布し、街路樹や公園に使われる。九州では自治体の木として指定されていることが多い。

 

・モチノキやヤマグルマと同様に、樹皮からは鳥もちや染料を採取できる。また、材は農具の柄に使われる。

 

【育て方のポイント】

・病害虫、大気汚染に強く、耐煙性、防火性に優れる。

・日向を好むが、半日陰でも育てることができる。

・大きな木でも移植が可能。

・雌雄異株で、実がなるのはメスの木のみ。オスを植えなくても実はなる。 

・芽を出す力が強く、葉がよく茂る。このため、足元が暗くなりやすい。

・常緑樹だが、冬期に寒さと乾燥ですべての葉を落とし「丸坊主」になることがある(暖かくなると復活する。)。寒さに弱いため関東地方が北限か。

・風通しの悪い場所では、アブラムシやカイガラムシ、すす病の被害に遭うことがある。 


【類似種との見分け方】

・モチノキとクロガネモチの違い

 クロガネモチは葉柄が黒紫色で、モチノキは黄緑色。また、モチノキは最大樹高が10m程度であるのに対して、クロガネモチは20mと、より高くなる。

 かつてモチノキは日本庭園に不可欠であったが、近年はクロガネモチの需要がより多い。

モチノキ 違い 見分け
クロガネモチ
クロガネモチとモチノキ
モチノキ

クロガネモチの基本データ

 

【分類】モチノキ科/モチノキ属

    常緑広葉/高木

【学名】Ilex rotunda

【別名】フクラシバ/フクラモチ/イモグス

【成長】やや遅い

【移植】簡単

【高さ】10m~20m

【用途】シンボルツリー/公園/垣根/盆栽

【値段】3000円~10000円

    (実がなる雌木が割高)