アセビ(馬酔木)

Japanese andromeda

馬酔木 花言葉
毒を持つことで知られるが、花言葉は「清純な心」・・・
ピンクのアセビ
紅花のクリスマスチアーは人気が高い。
アセビ 白とピンク
庭の名脇役であるアセビは、適度な日陰の方が育ちが良い
アセビ 白とピンク
人気は劣るが、アセビは白花が原種。
馬酔木の花 画像 毒
スズランのようで可憐だが、この花にも毒がある
絶滅危惧のアセビ 琉球
リュウキュウアセビ
アセビ 画像
アセビの葉は皮質で無毛
アセビの種類
葉の縁に白いラインが入るのは「フクリンアセビ」
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新芽は赤味を帯びる。樹高は5mを超えることも。
馬酔木 種子
実が熟すのは10月頃。種を播けば芽が出るものの成長は遅い

 

【アセビとは】

・山形県及び宮城県以南の林地や砂礫地に分布する日本特産の低木。呼び名は「アセビ」、「アセボ」、「アシビ」と人によって、地方によって様々で、何が正しいのか、しばし混乱を招く。

 

・春(2月~4月)になると写真のように、白や薄紅色の花が多数、垂れ下がるように咲く。野山で見られるのは白花種でこれが基本。しかし、園芸用としては薄紅色の花を付ける品種(ベニバナアセビ、ウスベニアセビ、クリスマスチアーなど)の人気が高い。

 

・万葉集にもその名が登場するほど古くから日本の庭に使われてきた。灯篭や庭石の傍に植えるのが最も似合うが、花も葉も明るめであるため洋風の庭にも違和感なく使われる。

 

・漢字名のとおり、馬がアセビの葉を食べると酔ったように脚が不自由になるという。これはアセビの葉、花、茎に毒性(グラヤノイド)があるためで、アセビという名前も「悪し実」(あしみ)から転じたとする説がある。その威力はすさまじく、アセビの葉を煎じて畑などに散布すれば殺虫剤として使うことができるほど。

 

・アセビの葉は鹿に食べられないため、奈良公園などアセビだけがやけに目立つ場所がある。また、アセビの落ち葉には他の植物の成長を抑制する物質が含まれており、アセビの下では他の植物が育ちにくい。つまり動物も植物も寄せ付けない性質を持つ。

 

【育て方のポイント】

・常緑樹としては寒さに強く、自然分布より北の青森や北海道南部でも植栽できる。

 

・大気汚染、潮風、乾燥にも強く、相当条件の悪い場所にも植えられる。ただし、直射日光には弱く、適度な日陰の方が花も葉も美しい。

 

・病害虫に強い。上記のとおり毒性があることから一部の蛾(ヒョウモンエダシャク)以外は寄り付かないと考えられるが、風通しの悪い場所ではテッポウムシ、ハマキムシ、ボクトウガ、グンバイムシ、エカキムシ等の被害が見られることもある。

 

・枝分かれが多く、自然に樹形を整えるため余り手をかけずに育てることができる。しかし、木全体の形としては、頭でっかちなものや、不恰好に育つものも多い。

 

・刈り込みに耐えるものの、成長は緩やかであり、刈り込みによって形をビシッと決めるような木ではない。手入れは、大きく飛び出した枝や、根元から出る「ひこばえ」、内部で枯れ込んだ枝を切除する程度にとどめたい。

 

・繁殖は実生、取り木、株分け、挿し木による。販売されいるのは挿し木によるものが多い。

 

【アセビの品種】

・ヒマラヤアセビ~大型の株になるもの。

・オキナワアセビ(リュウキュウアセビ)~枝葉が密生し、大きめの花をつける(画像参照)。

・斑入りアセビ~葉に白い斑が入る品種。成長は原種より更に緩やか。

・フクリンアセビ~葉の縁が白い(画像参照)

・コウザンアセビ~中国産で、新芽の赤がより美しい。

・アケボノアセビ~濃いピンクの花を咲かせる。なお、ピンク系のアセビの花色には個体差があり、品種の見極めは難しい。

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アセビの基本データ 


【分類】ツツジ科 アセビ属

    常緑広葉 低木/小高木      

【学名】Pieris japonica

【別名】アセボ/アシビ

    アセミ/ウマクワズ

【成長】やや遅い

【移植】簡単

【高さ】1m~6m

【用途】花木/公園/鉢植え

【値段】800円~3000円